昨日の続きです~。
お次は色の調合です。
トヨタ199というシルバーメタリックですが、
車の塗装屋さんなら泣きが入る色で超有名。
色見は合えど透かしが合わなかったりメタルが違ったり、
一旦ドツボに嵌ると丸1日調合しっぱなしなんて苦労のある色です。
さらにボカすと黒ずむクセの強い原色を使っていて、
ドア1枚塗装するのに合わず片面全面塗装したなんて話もザラでした。
某大手塗料メーカーとこの199でもめて、
メーカーの調合師、ペイントのインストラクターを東京から呼んで
原色特性から塗りパターン、ボカシ不可能説まで説いて
メーカーを黙らせ、
今度はオラが東京のメーカーまで出向き本来なら30万程の
技術講習を無料で受けた上に結果塗料に問題があることを示唆し、
その翌年、2色のメタリック新原色が開発・販売されたなんて、
知る人ぞ知るオラの武勇伝です(^^;
だもんで調合はお手の物!?
数十分で調合を終え、塗装の下準備です。
400~600番で足付け(ペーパー掛け)です。
それから塗装室に移動しマスキングです。
199は色も合わないが染まりも悪く、
知らずに塗り重ねて行くと回りがフレークでも塗ったようにギラギラと
なってしまいます。
それを防止する為に低圧ガンで弱く多く塗装して行きます。
境目がわからぬようボケてきたらクリヤー仕上げです。
メタルが動かないようドライコート、ミディアムコートで時間をおきます。
ここで時間をおかないと黒ずみの色ムラができちゃいます。
ムラがないことを確認したら、
ウエットコートで3回塗り重ねます。
無論同時にパネル類も塗装します。
乾燥したら磨いて組み付けて完成です。
お疲れ様でしたm(_ _)m
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